Good Witches:う先輩へ愛を込めて
誰の人生でも小学校辺りから数えればそりゃあもう大騒ぎさくらい、たくさんの出会いがあったと思う。けど心の奥底から「どうしてもつながっていたい」と感じることって、そんなにはない。この導入、まるでラブレターだな。
う先輩との出会いは22歳の頃、最初の会社の面接だった。新しい旅行情報誌の編集制作スタッフ募集が福岡であり、その課の男性マネージャー(Tさん)と庶務の女性(うさん)にお会いした。話の流れで適当にイラストが得意と言ったら、Tさんがじゃあ俺の似顔絵描いてよと言い、いいですよ〜と軽く描いた。全く似てなかった。
すると、うさん、綺麗な笑顔で「似てる〜」と微笑んだのだ。
(そっか、この人が言うなら似てるかもしれない。ポッ)となった私。男だったら惚れてたと思う。
似顔絵が功を奏し、私は無事その新しい編集部に入ることができた。他の新人メンバーも交え面接の話になった時、うさんがひとこと。
「あれ似てなかったよね〜!あっはは〜!」
Tさんご本人の「似てなかったな!」より(実際似てなかったし)、マジで衝撃だった。
同じ頃、人事部の女性に「ながたちゃん、大丈夫?」と声をかけられたことがあった。なんのことかと思ったら、うさんにいじめられてないか探りを入れられていたのだ。衝撃、再び。
綺麗な薔薇には棘がある、は本当だと思った。
結局うさんはいじめっ子ではなく、ほんの少し手厳しい先輩だった。それも仕事と会社への愛ゆえと、新人の私にもすぐ分かった。タイトスカートと茶目っ気あるいじわるがよく似合う美人で、言葉使いも字も綺麗だけど毒舌。すこぶる霊感が強く、多くの崇拝者がいた。部署は立ち上がったばかりで人数も少なく、女性は二人きり。これは仲良くしてもらわなければ、私この中で生きていけない。生きて、いけない……。
あれから25年。今も無事に仲良くしていただき、なんとか生きている(盛り過ぎ・笑)
うさんは私より先に編集部を辞め、紆余曲折波乱万丈あって、今は組織や人事育成に関わる研修講師、個人向けのコーチングなどをフリーランスでなさっている。信頼厚く、売れっ子だ。
私は編集部を辞めて上京し、色々あって今また福岡で暮らしている。東京でも、うさんが出張の時は連絡をもらってお会いでき、間があいても関係は続いた。
当時とても興味深かったのが、東京でも、福岡でも、大事なタイミングで会えることだった。忘れもしない離婚届を出すと決めた日もそう。品川のホテルにいたうさんをバタバタと訪ね、1時間ほど近況報告をし、すぐ大田区役所へ戻って届を提出した。会えたことでなんとなく安心できた。一粒万倍日で婚姻届を出す人が多いのよと区役所で言われ、略して書いた漢字を全部訂正させられたのも思い出深い。
うさんの神がかった存在感は、この頃から特に大きくなった気がする。いや、やっぱり最初からかもしれない。仲良くしないと生きていけないと思ったわけだし、ただつながっていたいとも思ったわけだし。そんな貴重な存在感。そしてこんな風に思っているのも、恐らく私だけではないのだ。
で、最近のう先輩。
コロナの影響で全国各地の研修予定の多くがキャンセルになり、時間に余裕があるらしいです。今なら個人セッション(スカイプなどでもOK)が予約しやすそうなので、興味があったらぜひお問い合わせを。しかもメニューに面白いものが加わるよう…
それはね、
占い!!!!!!!
知る人ぞ知るすごい霊感を、あるセオリーと組み合わせ、ついに本格稼働させるそう。あ、もしかしたら裏メニューかもしれない。私もモニターで見てもらったけど当たりすぎで大笑い! そして相性占いは、涙ものだった。
上の文章で「う先輩」の魅力が伝わったか分からないけど、もし興味が湧いたら申し込んでみてくださいね。 きっと良き方向に導いてくれると思いますよ!
ちなみにこのホームページの素敵な写真、私が撮りました。