鹿児島取材、取材先以外の思い出ふりかえり。
桜島で、午前中クルージング取材をした後、白浜町の カフェしらはま でランチ。農家さん経営のお店とのことで、野菜が味わい深い。彩りがきれい。絵になりますね。
食後のコーヒーが、カップもソーサーも、持ち手までハート。こんな可愛いらしいもので出されると、嬉しくなるよね〜。という話をあとで編集の方にしたら、前にこの店を取材した社内のおじさまが、私と同じ事を言っていたらしい。それもまたカワイイw
桜島からの帰りのフェリーにて。船の幅寄せって、どういう技術かと思う。見るたびに操舵室のどなたかに尊敬の念を送っております。
そしてこの日、尊敬の念を送った先はこの方! 偶然が重なって、ラッキーなことに入れてもらえたのでした。サングラスが渋い☆
この後、前日に高い所から落として破壊したiPhoneを新品にかえてもらうため、アップルストアへ。向かう車の中でカメラマンさんが
「カバーもいろいろあって、どういう形が良いとかあるけど、でも結局落としどころが悪ければ、壊れますからね」
壊れないときは壊れないけど、壊れるときは壊れる。ですよね〜!
思わず「ありがとうございます! 私、反省しない!」と言ってました。でも新しいのには、カバー着けようかな。
ああでも、この写真を見返したらちょっと反省。ごめんね、いままでありがとう(涙)
iPhoneを落とした直後の私…。ここからの写真を撮りたかったのよ〜(涙)。下甑島の手打湾にて。
この時の取材が誌面になったらお知らせします。来月下旬の予定です✨
○毛の話。
ずいぶん前に『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』を読み、元ダンナさんにはふつうに言えたけど、実際はねぇ? と思っていたら。
同い年の女友だちによると、20代半ば、週末遊びに出かけたときのこと。クラブやバーが入っているビルのエレベーターで男性二人と一緒になり、
「君たち可愛いね〜。キャビンアテンダントとか? おれたち歯医者〜」
と声をかけられたことがあったらしい。(バカだな〜)
全然覚えてないんですけど、そこで私
「鼻毛出てますよ」
と言ったらしい。その後すぐ、彼らはエレベーターを降りていったそう。
確かにそんなナンパは身の毛がよだつけど、それにしてもなんて素敵な切り返し! やるな〜、若き日の私! おかげで大爆笑して、ワインがいっそう美味しくなりました。
そして友だちと大爆笑したこちらのビストロ。一つ一つのお料理が丁寧でメニューがツボ! さらにシェフが同世代かつ地元が同じというw また行きます。
鯖の燻製。これ、鯖サンドにしたい!と言ったら、パンにレモン、オリーブなどを添えてすぐ出してくれました。いい人!
うどんの出汁が心にしみた夜。
先月、大人の恋愛話などお書きになるコラムニストさんのイベントに行ってきました。その会の、質問タイムでのこと。
美容業の女性が、大人の独身女性のお客様と接するとよく男性の話になるそうで、「彼女たち曰く学歴やキャリアがネックで男性に引かれることがあり、言えない時もあるらしいのですが、実際どうですか?」と。するとひとりの男性が声高らかに、
「福岡じゃそうよ、それが当たり前!」
さらに働く女は認めん! てな勢い。東京から来たコラムニストさんは違う意見を言われましたが、会場はシーン…。
ビックリしました。「自分のスペックがネック」と認識する女性が居るわけで、そのオッサン、失礼、男性だけがエキセントリックとも言い切れません。でも地域性で話を片付けちゃうの嫌なんですよね、私。話をそこで止めて、考えるのを放棄してる気がする…。
なんだか気落ちして、とぼとぼ歩いた帰り道。屋台で食べたうどんが、妙に美味しかったなぁ。とほほ。
(それにしても私が気落ちする必要、欠片もないのに。なんでだろう? あとでピンときたら追記します)
そうそう。警固交差点、ラーメン屋台だった「けいじ」が、今うどんの店になっています! コレ、この日いちばんの収穫だったかも。
イベント中、大人の恋愛は「美しく、インテリジェントな人とサスティナブルな関係」でありたいよね、という話がありました。私もそれが良いと思う。それだけで良いんだけどなぁ。なんかいけてない、とほほな夜でした。
人間いつが幸せか?
創業400年の有田陶器市へ
北部九州のゴールデンウィークといえば、有田陶器市! 前に行ったのが思い出せない…くらい、久しぶりに行ってきました。ちなみに有田は日本の磁器発祥の地、今年創業400周年です!
JR佐世保行特急ハウステンボス号で、上有田駅下車。この日指定席は満席だったけど、自由席に座れてラッキー! やっぱり地震の影響か、思ったより人出は多くなかったみたいです。
さっそく気になる店を発見。御用達といわれると、入らずにいられません。
調べてみると創業350年、なんと江戸時代からの皇室御用達。有田焼を語るになくてはならない窯元でした。知らずに入りましたが、さすがに美しい、良いものばかり。そのぶん“0”も多くて写真の小さな杯でも20,000円! 外側もびっちり繊細な絵が入っています。
サ、サルがこっち見てるw お店の女性いわく、顔が作家さんに似ているそうです。お母さんが息子さんのことをおっしゃってたよう。
通りにはこんなシンプルな、青い器の店も。
こちらも有田焼。右下のぐい呑み二つ、買うか迷った〜。
有田焼の有名店、深川製磁の ちょっとお安い方の会場です。さすがの人気ぶり。
こちらが本店。店の奥、向かいの駐車場、入口右手から入り込む裏の方にもお安くなっているものが並んでいました。
中里太郎右衛門。実家に見覚えのあるものが、チラホラ。
で、こちらを買ってきました! つい先日、北山窯の窯開きで買ったばかりなのに! ああ器って切りがないですね。ふふふ、楽しいw
左上の急須と青い銘々皿は深川製磁、右上の白い杯と龍の箸置は辻精磁、下の黄色は金善窯、その上の楕円の豆皿は中里太郎右衛門にて。
北山窯の窯開き
「窯開きで、食事もお酒もいただけるらしいよ」と誘っていただき、ほいほい行ってきました。福岡市内でギャラリーをオープンした女性の企画で、行き先は三瀬峠の先の「北山窯」です。タクシー会社でマイクロバスをチャーターし、車代がひとり往復2500円。これでみんな呑めるというワケですね。賢い! 今度何かの時にマネしよう。さっそく道中、一升瓶サイズのシャンパンが開きましたw
三瀬を越えて、北山窯へ。茅葺きの建物、渋い。
床の間には小川哲男先生の作品が展示されています。渋い。簡単に買えないけど、こんなの家に飾ってみたい。だけどちょっと、スターウォーズの何かに似ている気がする。
この建物でいまも生活されているそうです。長く残ると良いですね。
さてお昼! おにぎり、蒟蒻の刺身、野菜たっぷりの北山鍋をいただきました。窯元で用意してくださっているんです。あと、佐賀のお酒も! ありがとうございます! しかし日本酒、皆でどんだけ呑んだんだろう…ご一緒のお姉さまがた、皆様見事に呑んべえでしたw
先生は熊本の方で、毎年窯開きには熊本からもたくさんの方が来られるそうです。この日は人が少なかったようで、先生もお寂しいかもねとKさん。おじいちゃん先生、私たちまた来ますから、元気出してほしいです。
近くに大きな木があると聞いて、ぶらっと外へ。窯元の裏側にまわると、なんと水車が! 名前は「キンちゃん1号」で作者は写真の彼だそう。凄いなぁ〜。さすがモノづくりのご家族ですね。
坂を上るとすぐにありました、「下合瀬の大カツラ」。国の天然記念物に指定されているそうです。雨に濡れて、空気も湿気たっぷりで、なんとも神秘的…。何かが居そうな雰囲気です。思い出したのがあれ、「もののけ姫」に出てくる白くて丸い…。検索したら「こだま」でした。さらに画像検索したら、たくさん出てきて気持ちわるw でももし目に見えたら、画像検索の結果みたいにたくさんいると思いますよ!
巨木好きの私としては、好みの大木。いえ、好みと言ってはいけないな。神々しい大木でした。
下合瀬の大カツラとは。
この日、私が買った小丼と水差しです。
水差しの口の部分の赤い斑点、よく見たらシワがあるんです。「はっ、これもしかして、指紋?!」と聞いたら、ご一緒したNさん(男性)が「花びらじゃない?」と。そこで作家の小川洋一さんにお尋ねしたら、「釉薬です」と。そりゃあそうですね、指紋なワケない。それにしてもNさんの感覚の素敵なこと! 私、指紋て…。
素敵なもの、欲しいものが他にもたくさんありました。次回はお財布にゆとりをもって来なくては。周りはモリモリと緑豊かで、目の前には北山湖。佐賀市の景観賞に選ばれているそうです。良かったらお出かけください。
北山窯
佐賀市富士町下合瀬564-1
地震のあとで
今日は24日、地震からもう10日経つんですね。
被災された方の日々の暮らしが、一日も早く安定しますように。本当に。
福岡も揺れたけど、被害はあまり聞きません。14日夜の地震のあと、数人の方からFacebook メッセンジャーやLine で「大丈夫?」と連絡をいただきました。心配してもらえて嬉しかったです。本当にありがとうございました。