うどんの出汁が心にしみた夜。
先月、大人の恋愛話などお書きになるコラムニストさんのイベントに行ってきました。その会の、質問タイムでのこと。
美容業の女性が、大人の独身女性のお客様と接するとよく男性の話になるそうで、「彼女たち曰く学歴やキャリアがネックで男性に引かれることがあり、言えない時もあるらしいのですが、実際どうですか?」と。するとひとりの男性が声高らかに、
「福岡じゃそうよ、それが当たり前!」
さらに働く女は認めん! てな勢い。東京から来たコラムニストさんは違う意見を言われましたが、会場はシーン…。
ビックリしました。「自分のスペックがネック」と認識する女性が居るわけで、そのオッサン、失礼、男性だけがエキセントリックとも言い切れません。でも地域性で話を片付けちゃうの嫌なんですよね、私。話をそこで止めて、考えるのを放棄してる気がする…。
なんだか気落ちして、とぼとぼ歩いた帰り道。屋台で食べたうどんが、妙に美味しかったなぁ。とほほ。
(それにしても私が気落ちする必要、欠片もないのに。なんでだろう? あとでピンときたら追記します)
そうそう。警固交差点、ラーメン屋台だった「けいじ」が、今うどんの店になっています! コレ、この日いちばんの収穫だったかも。
イベント中、大人の恋愛は「美しく、インテリジェントな人とサスティナブルな関係」でありたいよね、という話がありました。私もそれが良いと思う。それだけで良いんだけどなぁ。なんかいけてない、とほほな夜でした。
人間いつが幸せか?
創業400年の有田陶器市へ
北部九州のゴールデンウィークといえば、有田陶器市! 前に行ったのが思い出せない…くらい、久しぶりに行ってきました。ちなみに有田は日本の磁器発祥の地、今年創業400周年です!
JR佐世保行特急ハウステンボス号で、上有田駅下車。この日指定席は満席だったけど、自由席に座れてラッキー! やっぱり地震の影響か、思ったより人出は多くなかったみたいです。
さっそく気になる店を発見。御用達といわれると、入らずにいられません。
調べてみると創業350年、なんと江戸時代からの皇室御用達。有田焼を語るになくてはならない窯元でした。知らずに入りましたが、さすがに美しい、良いものばかり。そのぶん“0”も多くて写真の小さな杯でも20,000円! 外側もびっちり繊細な絵が入っています。
サ、サルがこっち見てるw お店の女性いわく、顔が作家さんに似ているそうです。お母さんが息子さんのことをおっしゃってたよう。
通りにはこんなシンプルな、青い器の店も。
こちらも有田焼。右下のぐい呑み二つ、買うか迷った〜。
有田焼の有名店、深川製磁の ちょっとお安い方の会場です。さすがの人気ぶり。
こちらが本店。店の奥、向かいの駐車場、入口右手から入り込む裏の方にもお安くなっているものが並んでいました。
中里太郎右衛門。実家に見覚えのあるものが、チラホラ。
で、こちらを買ってきました! つい先日、北山窯の窯開きで買ったばかりなのに! ああ器って切りがないですね。ふふふ、楽しいw
左上の急須と青い銘々皿は深川製磁、右上の白い杯と龍の箸置は辻精磁、下の黄色は金善窯、その上の楕円の豆皿は中里太郎右衛門にて。
北山窯の窯開き
「窯開きで、食事もお酒もいただけるらしいよ」と誘っていただき、ほいほい行ってきました。福岡市内でギャラリーをオープンした女性の企画で、行き先は三瀬峠の先の「北山窯」です。タクシー会社でマイクロバスをチャーターし、車代がひとり往復2500円。これでみんな呑めるというワケですね。賢い! 今度何かの時にマネしよう。さっそく道中、一升瓶サイズのシャンパンが開きましたw
三瀬を越えて、北山窯へ。茅葺きの建物、渋い。
床の間には小川哲男先生の作品が展示されています。渋い。簡単に買えないけど、こんなの家に飾ってみたい。だけどちょっと、スターウォーズの何かに似ている気がする。
この建物でいまも生活されているそうです。長く残ると良いですね。
さてお昼! おにぎり、蒟蒻の刺身、野菜たっぷりの北山鍋をいただきました。窯元で用意してくださっているんです。あと、佐賀のお酒も! ありがとうございます! しかし日本酒、皆でどんだけ呑んだんだろう…ご一緒のお姉さまがた、皆様見事に呑んべえでしたw
先生は熊本の方で、毎年窯開きには熊本からもたくさんの方が来られるそうです。この日は人が少なかったようで、先生もお寂しいかもねとKさん。おじいちゃん先生、私たちまた来ますから、元気出してほしいです。
近くに大きな木があると聞いて、ぶらっと外へ。窯元の裏側にまわると、なんと水車が! 名前は「キンちゃん1号」で作者は写真の彼だそう。凄いなぁ〜。さすがモノづくりのご家族ですね。
坂を上るとすぐにありました、「下合瀬の大カツラ」。国の天然記念物に指定されているそうです。雨に濡れて、空気も湿気たっぷりで、なんとも神秘的…。何かが居そうな雰囲気です。思い出したのがあれ、「もののけ姫」に出てくる白くて丸い…。検索したら「こだま」でした。さらに画像検索したら、たくさん出てきて気持ちわるw でももし目に見えたら、画像検索の結果みたいにたくさんいると思いますよ!
巨木好きの私としては、好みの大木。いえ、好みと言ってはいけないな。神々しい大木でした。
下合瀬の大カツラとは。
この日、私が買った小丼と水差しです。
水差しの口の部分の赤い斑点、よく見たらシワがあるんです。「はっ、これもしかして、指紋?!」と聞いたら、ご一緒したNさん(男性)が「花びらじゃない?」と。そこで作家の小川洋一さんにお尋ねしたら、「釉薬です」と。そりゃあそうですね、指紋なワケない。それにしてもNさんの感覚の素敵なこと! 私、指紋て…。
素敵なもの、欲しいものが他にもたくさんありました。次回はお財布にゆとりをもって来なくては。周りはモリモリと緑豊かで、目の前には北山湖。佐賀市の景観賞に選ばれているそうです。良かったらお出かけください。
北山窯
佐賀市富士町下合瀬564-1
地震のあとで
今日は24日、地震からもう10日経つんですね。
被災された方の日々の暮らしが、一日も早く安定しますように。本当に。
福岡も揺れたけど、被害はあまり聞きません。14日夜の地震のあと、数人の方からFacebook メッセンジャーやLine で「大丈夫?」と連絡をいただきました。心配してもらえて嬉しかったです。本当にありがとうございました。
いい男はどこにいる問題
先日ある方のオフィスで、おいしい泡とワインをいただく小さな会がありました。20年近くご無沙汰の方々とご一緒できる日で楽しみにしていたのに、また頭がグ〜ラグラと揺れてきて…ご飯食べながら眠る子ども状態。今年ゾロ目ですよ私。呑みに行くの好きなくせに、なんで寝るのかな。
さてその会で、わたくし離婚して帰福しましたと言いましたら、
「いい男いない、って言う人多いよ〜」「そもそも福岡は女性が多いのに、年齢も上だしね〜」「どうする〜?(笑)」と、格好のネタとなりました。
あ、そういえばサークル同期で呑んだ日には。
昔、28歳のときに「ともこ、28は中洲じゃ熟女ぜ!」と言われたのが忘れられーん!と言ったら、男子たち一斉に「当たり前やん!それは変わらん!」と。何でそこ息ピッタリ? 28歳で熟女なら今年44歳は一体…。
いやいや、いやいやいや。歳じゃないって絶対。
「どうする〜?(笑)」の女性も、私より年上で独身で子持ちでバリバリ働いて、いつ会う時間があるのか知らないけど「彼氏が〜」と言っていたし、そもそも私の周りの40代、50代の女性たちには、ほぼほぼ誰かいます。
そりゃ大人の事情込みの関係も多いですよ。でもいる方が、私はいいと思う。
彼女たちの共通点はやっぱり働いているということで、さらに責任を追う立場にある人が多いです。もしくは、プロとして自立している。仕事が忙しくなるぶん判断力が増して、人間関係が広がるぶんムダを捨てて取捨選択が極まって。そしてチャンスを逃さないのかもしれませんね! あくまで私の妄想ですが。
自分の目の前のことを一所懸命やっていたら、必要なときに必要な人が現れるんじゃないでしょーか?
ということで、私もこれから仕事が忙しくなる予定ですし、多いに楽しみでございます! うははははw
で、「いい男はどこにいる問題」の解答。
「まずは自分に集中」じゃないかと思います。
どう思いますか?
食べて、呑んでると、出会いがある
今週はもうほんとうに、よく食べよく呑みよく遊びました。よく体力もったと思う。おかげで、出会いの多い週でした。
「bisとろタカギ」では、くつ下型のカウンターできびきび働くカッコいい女性シェフと出会いました。同い年と聞いて、刺激受けまくり! 酒飲めフレンチっていうお店のサブキャッチも素敵だ。
今泉の「やんだ 竜の字」ではツワモノの常連さんが居並ぶカウンターに入らせてもらいました。写真がうまく撮れなかったのが残念。こちらでは、お隣の方の次から次へとバンバン放たれるおやじギャグにどはまり。博多の高田純次がそこに居ましたw
「一番星 清川店」の大将の顔はもう忘れないと思う。年齢は近いのにそうは見えない。じゃあ幾つに見える? って聞かれたら答えにくい。でも多分きっとナイスガイ。だってちょいパリの焼きそば、最高においしかったですもん。これはまた食べます。
この後、90年代J-POPバーで、若者に「ボク年上のお姉さん好きです」と言われる。けど私は好きじゃない。こういうときの若者のしたり顔って嫌い。さらに親不孝通りのクラブ「lab-z」へ。10万年ぶりくらいに行きましたが、私たちが最若手?と思えるくらい平均年齢が高くて、落ち着くw ラストの3時まで居て解散。よくがんばりました〜、翌日花見には行けるのかな?
結局、花見には行けずw 夜は昨年、福井県若狭町のメディアツアーでお会いした、おいしい梅酒「benichu」の営業をしているFさんと大名の梅酒バーへ。岡山あたりから、桜を楽しみながら鈍行列車でやって来たそう。
それにしても梅酒バーなんて珍しい。「サインポスト」という名前です。場所が分かりづらくて、席につくなりマスターに看板小さすぎとか文句言ったり、初対面でりょうちゃんとか言って、ごめんなさい。
明日は鈍行の始発に乗るつもりというFさんを、3時まで開いている近くの友人のバーへ送って、天神で他の友人と待合せ。目的地は中洲に移転した「Roots」。3月にオープンしたばかりだそうです。いま、銀座にもお店があります。
窓からは観光客が行き交う中洲の夜景! これはいいです。他県から人が遊びに来てくれたときなんか、ピッタリかも。昔のようなクラブではないけれど、素敵な女性DJもいて、バリ風のインテリアも落ち着くし、長く呑んでいられそう。
そしてこの後帰るつもりが、友人が「友だちの店へ行こう」と警固までプラプラ歩き、席がなくて私の知人の店へ行き、そこも終わって、今度こそ帰ろうとしたら友人に電話がかかってきてもう一軒行き…で、やっぱり3時。長〜〜〜い夜でした。